働きながら社会福祉士資格を取得する

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働きながら社会福祉士資格を取得する

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働きながら取得したいと考えているあなたへ

現在、すでに福祉・介護の現場で働かれていますか?

それとも

これから資格取得を目指す学生や別業界の方でしょうか?

と申しますのは

社会福祉士の受験資格」を得るまでの時点で、その方の最終学歴・職歴・居住地によって「期間と費用」の負担が異なります。例えば、「福祉系大学や短期大学で指定科目を履修している」、「職歴が実務経験に該当する」、「住まいが都市部にあるほうが養成機関に通いやすい」とか。つまり、人により国家試験うんぬん以前に、資格取得の難易度が異なるということです。

私の場合は、50代で決意し、社会福祉士は福祉系大学通信部(3年次編入)卒業時に、精神保健福祉士は短期養成施設(6か月以上)修了時に取得しました。別業界で働きながらですので、休日は終日近くの図書館に通っていましたね。年齢もそうですが、一般大学を卒業し地方在住ですから不利な条件が揃っています。そんな中でダブル資格を何とか3年で取ることができました。働きながら取りたいと考えている皆さんに、少しでも参考になればと思い記事を書くことにしました。

社会福祉士国家試験については、最新(2026年2月実施)の合格率は 60.7% です。2022年の合格率は31.1%でしたので、この数年で取りやすくなったことがわかります。その理由はここでは考察しません。単純に、試験の難易度が下がってラッキーだということです。今後、時勢で合格率は変わることもあり得ます。チャンスだと考え、資格は取れる間に取っておきましょう。

私は経験から国家試験そのものより、「社会福祉士の受験資格を得ることのほうが難しいと考えます。まずは、ご自身の「社会福祉士の資格取得ルート」を確認してください。

社会福祉士の資格取得ルートの確認をする

社会福祉士の受験資格は、最終学歴や実務経験によって主に12のルートに分かれています。福祉系の4年制大学で指定科目を修めて卒業するのが最短ですが、一般大学卒の方や高卒・中卒の方でも、養成施設での学習や相談援助の実務経験を経ることで受験資格を得られます。

主なルートは以下の通りです。

1. 福祉系大学等ルート

福祉系の大学や短期大学などで、指定された科目を履修して卒業するルートです。

  • 4年制大学: 卒業と同時に受験資格を取得(見込み含む)。
  • 3年制短大等: 卒業後、指定施設で1年以上の相談援助実務経験。
  • 2年制短大等: 卒業後、指定施設で2年以上の相談援助実務経験。

2. 一般養成施設ルート

福祉系以外の大学や短大を卒業した方、または最終学歴が中卒・高卒の方が対象となるルートです。

  • 4年制大学卒: 一般養成施設(通学・通信)で1年以上学ぶ。
  • 短大卒・専門学校卒: 通算4年以上の相談援助実務経験(学歴によって短縮あり)+ 一般養成施設で1年以上学ぶ。
  • 高卒・中卒: 4年以上の相談援助実務経験 + 一般養成施設で1年以上学

3. 短期養成施設ルート

すでに福祉の基礎を学んでいる方や、関連資格を保有している方向けのルートです。

  • 基礎科目履修校の卒業者: 福祉系大学などで基礎科目を修了後、短期養成施設(6ヶ月以上)に通う。
  • 他資格保有者: 精神保健福祉士等の資格保有者が短期養成施設(6ヶ月以上)に通う。

ご自身に当てはまるルートの確認

社会福祉士の受験資格は複雑なため、ご自身の学歴と職歴がどのルートに該当するかは、

社会福祉振興・試験センター 受験資格(資格取得ルート図)

にて詳細をご確認ください。

また、指定された実務経験(相談援助業務)の対象施設・職種も細かく指定されているため、事前に

相談援助業務(実務経験)の範囲

をあわせて確認しておくことをおすすめします。

養成校を選択する


社会人で社会福祉士の資格取得を目指す場合、働きながら勉強することことになり、働き方にもよりますがハードルがかなり高くなります。

ご自身の社会福祉士の資格取得ルートが確認できましたら、つぎに養成校の選択(コース、費用、試験の方法・場所、実習施設の場所等の確認)します。

例えば、一般大学を卒業した方の場合

社会福祉士の受験資格を得るには、福祉系のカリキュラムがある大学に3年次編入し卒業するか、一般養成施設等で1年以上勉強し修了する必要があります。どちらも通信制で学ぶことができ、一般養成施設の通学コースでも夜間部があるので働きながら勉強することができます。通学コースを選べる方は恵まれています。通学コース(夜間部)は授業開始時刻に間に合うかどうかですね。


通信制の大学の場合、スクーリングや実習が通える範囲にあるかどうかは調べておく必要がありますが、基本的には自宅で自分のペースで学習できます。単位取得に必要な科目修了試験も全国の多くの都市でおこなわれている場合があります。一般養成施設も同じで、スクーリングや実習の開催場所については調べておく必要があります。

スクーリングは、集中講義で5日間以内で終わることが多く、私の場合はビジネスホテルやウィークリーマンション(こちらの方が安かった)を利用しました。スクーリングはクリアできると思います。

資格取得と仕事の両立における難題は実習です。実習については、実習時間も長く、実習日誌も書かなければなりません。社会福祉士の実習時間は、合計240時間以上(+実習指導90時間以上)が義務付けられています。機能(施設種別)が異なる2か所以上の施設で実施し、1日8時間を上限に約31〜36日間かけて行われます。原則として夜間や土日のみの実習は認められていません。昼間に現場で実習を行う必要があるため、社会人が働きながら取得を目指す場合は長期休暇の取得や休職が必要になるケースが多いです。スクーリングよりも「実習の必要時間を完了できるかどうか」が一番の関門になります。働き方にもよりますが、ウィークデイに有給休暇を使いながら対応しなければなりません。そのあたりは別記事で詳述いたします。

次節の「実習の免除・軽減」に該当しない場合は、養成機関があらかじめ契約を結んでいる「指定実習施設」で実習することになります。各養成機関は「指定実習施設」をホームページ等で公開しています。実習可能な施設が限られていますの、必ず養成機関に確認してください。

実習が免除されないか確認する(養成機関内での話)

社会福祉士のソーシャルワーク実習(現場実習)が免除されるための条件は、「入学前までに、厚生労働省の指定する施設・職種において、1年以上の相談援助実務経験があること」です。養成校(通信制や専門学校など)に入学した後、カリキュラム内にある「ソーシャルワーク実習(240時間以上)」と「実習指導(90時間以上)」の授業を受けなくてよくなる仕組みです。

条件の詳細は以下の3つの要素に分かれています。

1. 期間の条件

  • 期間:通算して1年以上(365日以上)かつ勤務日数が180日以上であること。
  • 期限入学する年の3月31日までにこの期間を満たしている必要があります 。入学後の4月1日以降に1年に達するものは認められません 。
  • 雇用形態:常勤のほか、常勤の「おおむね4分の3以上」の労働時間であれば、パートやアルバイト、契約社員でも通算可能です 。目安として1日6時間・週5日以上の勤務が必要です 。

2. 対象となる施設と職種(重要)


単に福祉施設に勤めているだけでは免除されず、厚生労働省が定める「指定施設」で「相談援助業務(生活相談員や生活支援員など)」を行っている必要があります 。

分野主な対象施設主な対象職種(例)
高齢者分野特別養護老人ホーム、老健、デイサービス、地域包括支援センターなど生活相談員、支援相談員、社会福祉協議会の福祉活動専門員など
障害者分野障害者支援施設、就労移行支援事業所、相談支援事業所など生活支援員、就労支援員、相談支援専門員など
児童・ひとり親児童養護施設、児童相談所、児童発達支援センターなど児童指導員、児童福祉司、児童の相談員など
医療・その他病院、診療所、生活保護関係機関など医療ソーシャルワーカー(MSW)、査察指導員、現業員など

⚠️ 対象外となる主な職種・業務

  • 介護職員、ホームヘルパー、施設ケアマネジャー、保育士(これらは「直接処遇職」や「ケアプラン作成職」とみなされ、法律上は相談援助業務に該当しません)。
  • 施設の一般事務、調理員、管理職(プレイングマネージャーを除く)など。

3. 出願時の手続きとメリット

  • 証明書の提出:出願の段階で、勤務先が発行した「実務経験証明書」を養成機関へ提出する必要があります 。
  • 免除される科目:「ソーシャルワーク実習指導」と「ソーシャルワーク実習」の計2科目が免除されます 。
  • 学費の減額実習にかかる実習費(数十万円程度)や実習委託費が一切不要になるため、学費総額が大幅に安くなります
  • スクーリングの軽減:実習に関わる事前・事後のスクーリングが無くなるため、通学日数も最小限(2年間で計6日程度)に抑えられます 。

4.実習の一部免除について

一定の条件を満たす場合、実習時間が一部免除(最大60時間)されることがあります。

  • 対象例: 介護福祉士の資格保有者、介護福祉士養成課程での介護実習修了者、精神保健福祉士の資格保有者など。

ご自身の職歴が該当するかどうかまた手続き等は、必ず養成機関の公式Webサイトや直接電話等で確認してください。

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