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親の介護-遠方にいる兄弟に分担してもらう方法

遠方にいるご兄弟に介護を応援してもらうには、「直接の手を借りる介護」ではなく、経済、情報、事務などの役割を分担することが現実的で効果的です。
遠方からでもできる役割分担のアイデア
ご兄弟の得意分野や生活スタイルに合わせて、以下のような役割をお願いしてみてください。
- 金銭的なサポート(経済的支援)
- 介護費用を分担する、または全額負担してもらう。
- 親の年金や介護費用を管理する専用口座を作り、管理を任せる。
- 事務・手続きのサポート(情報・管理支援)
- 役所への申請書類の作成や、オンラインでの情報収集を代行してもらう。
- 担当のケアマネジャーとの定期的な電話・メール連絡や調整役を担ってもらう。
- 定期的な帰省によるサポート(時間的支援)
- 年末年始や大型連休、または「月1回、週末だけ」など、あらかじめスケジュールを決めて実家に帰省してもらう。
- その期間はあなたが介護から完全に離れてリフレッシュする時間(レスパイト)にする。
- コミュニケーションによるサポート(精神的支援)
- 母親に定期的に電話やビデオ通話をしてもらい、話し相手になってもらう。
- あなたの愚痴や不安を聴く「相談役」になってもらう。
協力してもらいやすくするための3つのステップ
遠方にいると「実家の状況やあなたの負担が見えない」ため、悪気なく何もしないケースが多々あります。
- 1. 負担を「見える化」して伝える
- 介護にかかっている「月々の費用」「あなたが費やしている時間」「お母様の具体的な認知症の症状」を数字や事実で具体的に伝えます。
- 「大変だから手伝って」ではなく、「月〇万円の費用か、月1回の帰省のどちらかをお願いしたい」と具体的に頼むのがコツです。
- 2. 介護専用のグループLINEを作る
- ご兄弟(必要であればその配偶者も)を入れたグループLINEを作成します。
- ケアマネジャーからの報告、通院結果、お母様の毎日の様子などをリアルタイムで共有し、当事者意識を持ってもらいます。
- 3. 専門家から現状を説明してもらう
- 身内の言葉だと「大げさに言っている」と誤解されることがあります。
- ご兄弟が帰省したタイミングなどで、地域包括支援センターの職員やケアマネジャーから、客観的な状況と家族の協力が必要な旨を直接説明してもらうと効果的です。
介護分担-具体例を通して考える
user母親は認知症と診断されました。母娘の二人暮らし、兄は県外に弟家族は市外に住んでいます。どのように介護の協力を進めていけばよいでしょうか?



ご兄弟のお住まいの距離(県外と市外)に合わせると、それぞれの移動負担に応じた「二段階の役割分担」を提案しやすくなります。「遠くて来られない兄」と「近くにいるが家庭がある弟」の特性を活かした、具体的な分担案をご提案します。
🏢 【県外の兄】へのお願い(後方支援・経済・精神的サポート)
距離があり頻繁な来訪は難しいため、「お金」「頭脳(事務)」「話相手」の役割をお願いしましょう。
- 経済的な主担当になってもらう
- 介護費用(デイサービス代、おむつ代、医療費など)の補填や、親の口座管理などの事務を任せる。
- お母様との定期的な「電話・ビデオ通話」
- 週に1〜2回、時間を決めてお母様に電話をしてもらう。
- 認知症の進行防止(刺激)になり、その時間はあなたが介護から解放される。
- 大きな決断の相談相手
- 施設入所の検討や病院の選択など、重要な決定の際の相談窓口になってもらい、責任を共有する。
🚗 【市外の弟家族】へのお願い(定期的・スポット的な実務サポート)
車で移動できる距離にいるため、「スケジュール化された定期訪問」や「いざという時のバックアップ」をお願いしましょう。
- 「月1回、週末の介護交代」をルーティン化する
- 「毎月第〇土曜日は弟が実家に来る日」とあらかじめ固定する。
- その日は弟家族にお母様を任せ、あなたは完全に介護から離れて休む。
- イベントや季節の行事を引き受けてもらう
- お孫さん(弟の子ども)の顔を見せに実家に連れてきてもらう。
- お母様への良い刺激になり、あなたも家族の団らんで一息つける。
- 緊急時のバックアップ要員
- あなた自身が体調を崩したときや、どうしても外せない用事がある際、ピンチヒッターとして動いてもらう(事前のルール決めが必要)。



3人で話し合うための具体的な進め方を教えてください。



まずは「3人のグループLINE」を作り、以下のように切り出してみてください。
- 「現状、私が〇〇(買い出し・通院・夜間対応など)をすべてやっていて、体力的につらくなってきた」と正直に現状を伝える。
- 「お母さんのために、3人でチームを組んで協力してほしい」と伝える。
- 「お兄ちゃんは県外だから『費用の管理や連絡役』、弟は市外だから『月1回の見守り交代』をお願いできないか?」と、あらかじめ役割をこちらから指定して提案する。
話し合いの場を持つ際、お母様の「現在の介護度(要介護1〜5など)」や「デイサービス等の利用状況」をご兄弟に共有すると、どれくらい手が必要なのかが相手に伝わりやすくなります。










