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回復期リハビリ病棟から民間有料老人ホーム・サ高住への準備と手続き

回復期リハビリテーション病棟から民間の有料老人ホームやサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)への移籍は、公的な施設(老健や特養)に比べて「入所までのスピードが非常に早い」のが最大のメリットです。民間施設は病院側の経営基準である「在宅復帰」の対象に含まれるため、病院側からもスムーズに協力してもらいやすい特徴があります。
まずは、病院の医療ソーシャルワーカー(MSW)に「民間の施設を探したいので、信頼できる紹介業者やパンフレットを教えてほしい」と声をかけることから始めてみてください。民間施設は選択肢が多いため、プロの紹介業者を間に入れると条件に合う施設を早く見つけられます。
一方で、費用や受けられるサービスが施設によって大きく異なるため、慎重な見極めが必要です。具体的なステップ、必要書類、注意点をまとめました。
1. 手続きのスケジュールと4つのステップ
民間施設は空室があれば約2週間〜1ヶ月で入居可能です。退院期限の約1〜2ヶ月前から本格的に動き出します。
- 病院のソーシャルワーカー(MSW)に相談する
- 民間の有料老人ホームやサ高住を検討している旨を伝えます。
- 病院と提携している紹介業者(老人ホーム紹介センターなど)を紹介してもらうと、予算や希望エリアに合った施設を無料でいくつかピックアップしてくれます。
- 施設の見学・相談
- 候補の施設を複数(2〜3箇所)見学します。
- 本人の身体状況(車椅子、認知症の有無など)で受け入れ可能か、リハビリ体制や月額費用を確認します。
- 必要書類の提出と「体験入居」・面談
- 施設を決めたら、病院の主治医に「診療情報提供書(紹介状)」を作成してもらい、施設へ提出します。
- 施設の担当者が病院へ面談(アセスメント)に来ます。施設によっては数日間の「体験入居」をして相性を確かめることも可能です。
- 契約・入居日決定
- 施設の受け入れ審査が通れば、契約を結びます。病院の退院日に合わせて入居日を設定し、移動手段(介護タクシーなど)を手配します。
2. 事前に準備する「必要書類」と「持ち物」
📝 必要書類の準備
- 入居申込書 / 契約書(施設指定のもの)
- 身元引受人(保証人)の書類(実印や印鑑証明書が必要な場合が多いです)
- 介護保険被保険者証・健康保険証のコピー
- 診療情報提供書(紹介状)・看護サマリー(病院が作成)
- 健康診断書(施設指定の書式がある場合、主治医に作成を依頼します)
📦 施設へ持ち込む生活用品
民間施設は「自分の新しい家」となるため、家具の持ち込みが自由なケースが多いです。
- 衣類(普段着・寝巻き)(施設の洗濯サービスを利用する場合は、上下各5〜6着程度)
- 家具・寝具(ベッドやカーテンが備え付けか、持ち込みが必要か事前に要確認)
- 身の回りの愛用品(テレビ、お気に入りのチェアー、写真、時計など)
- 内服中の薬(入居後の薬の管理方法を施設と相談し、病院から必要日数分を処方してもらいます)
⚠️ 知っておくべき重要な注意点
- 「リハビリの頻度」が病院時代より激減する
回復期病棟では毎日1〜3時間のリハビリがありましたが、民間施設ではそこまでの頻度は維持できません。施設専属の機能訓練指導員によるリハビリがあるか、または外部の「訪問リハビリ」をケアプランに組み込めるかを事前に必ず確認してください。 - 介護付有料老人ホーム と 住宅型・サ高住 の違い
- 介護付有料老人ホーム:施設のスタッフが24時間体制で介護してくれます(定額制が多い)。
- 住宅型有料老人ホーム・サ高住:基本は「賃貸マンション」と同じです。介護が必要な場合は、外部のヘルパー(訪問介護)やデイサービスを個別に契約して利用します。介護度が重くなったときに、そのまま住み続けられるか(看取りまで対応しているか)の確認が必須です。
- 費用の内訳と追加料金
パンフレットに書かれている「月額費用」のほかに、オムツ代、医療費、介護保険の自己負担分、理美容代などが別途かかります。想定より月5〜10万円ほど高くなるケースがあるため、予算に余裕を持った施設選びが大切です。




