施設選びにおいて最も重要な考慮事項


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施設選びにおいて最も重要な考慮事項

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施設選びにおいて最も重要な考慮事項は、「現在の心身の状況(ADL)」と「必要な医療ケアのレベル」が、その施設の受け入れ基準・体制と一致しているか、そして「将来の進行(看取りまで希望するかなど)」を見据えているかの2点です。

検討されている方の現在の持病・必要な医療行為や、認知症の有無について確認する必要があります。

1. 生活状況・身体能力(ADL)の考慮事項

本人が毎日をどのように過ごしているか、どの程度の手助けが必要かを確認します。

  • 自立度・要介護度
    • 日常生活(食事・入浴・トイレ・着替え)が自分でできるか、どの範囲に介助が必要か。
    • 寝たきり状態の場合、重度介護に対応した「介護専用型」の施設が必要になります。
  • 認知症の有無と症状の程度
    • 徘徊(見守りが必要)、大声、周囲とのトラブルのリスクなど、具体的な行動症状を施設側に伝える必要があります。
    • 認知症の専門ケア(グループホームや認知症対応フロアなど)があるかが判断基準になります。
  • リハビリの希望
    • 脳卒中の後遺症や骨折後などで「在宅復帰」や「身体機能の維持」を目指す場合、理学療法士(PT)などの専門職が在籍しているか確認します。

2. 医療ケア・持病の必要性(最重要)

施設によって対応できる医療行為(医療的ケア)は明確に異なります。医師や看護師が「何時間常駐しているか」がポイントです。

必要とする医療ケアの例施設の選択基準・考慮すべきポイント
服薬管理・インスリン注射日中看護師常駐の施設で対応可能なケースが多い(多くの有料老人ホームや特養など)。
たん吸引・経管栄養(胃ろう等)夜間も看護師常駐、または24時間看護体制のある施設や「介護医療院」が必要。
人工透析週に数回の通院が必要なため、医療機関への送迎サポートがあるかが鍵。
在宅酸素・褥瘡(床ずれ)処置定期的な経過観察や処置が必要なため、連携クリニックの訪問診療体制を確認。

3. 将来を見据えた考慮事項(ミスマッチの防止)

  • 「終の棲家(看取り)」とするか
    • 状態が悪化(要介護度が上がったり医療依存度が高くなったり)した際、「退去規定」に該当して転院・転居を迫られるケースがあります。最後までその施設で過ごしたい場合は、「看取り(ターミナルケア)対応可」の施設を選ぶ必要があります。
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